粘膜の 思いをこめた ムコスタ錠
粘膜の 思いをこめた ムコスタ錠
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商品名
成分名
効能効果
胃潰瘍、胃炎など
名前の由来
Mucosal + Stabilizer
(粘膜) (安定化)
Gastric Mucosal Prostaglandin Inducer
(胃) (粘膜)(プロスタグランジン)(誘導物質)
(医薬品インタビューフォームより)
凝ってる!!
ネーミング、凝ってますね。「スタ」に至っては「スタビライザー」と「プロスタグランジン」のダブルミーニングだったんですね。
どんなお薬?
ロキソニンと仲良し
ムコスタはもちろん単独で使うこともありますが、やはりロキソニンの相棒っていうイメージが強いです。ふーちょが働いていた病院でも一緒に処方されることが多かったのでお隣どうしに配置されていました。
性格は正反対
ロキソニンはプロスタグランジンの生成を阻害することで(その後紆余曲折あって)痛みや炎症を抑えます。一方ムコスタはプロスタグランジンを作りやすくすることで胃の粘膜を強くします。ロキちゃんとムコちゃんは仲良しなんだけど性格は正反対なんですね。
注意点は?
お腹がいたーーーい!!となった時に「あ、そうだ!この間病院でもらった痛み止めの薬があるからあれ使おう。」と思ってロキソニンを手に取ってその痛みがよくなるとはかぎりません。痛みの原因がもしも胃にあるとすれば、その症状を緩和するのは「痛み止め」であるロキソニンではなくムコスタの出番です。
やっぱり先生に相談!
そんなこともありますので、やっぱりお薬を使うときには病院や薬局に行って、医師や薬剤師に聞いてから使うのがよいですね。
ふーちょの思い
やはりムコスタも後発品に切り替わっていることが多く、レバミピド錠として出回ることの方が多くなっているかもしれません。でもこのお薬を開発した方々が患者さんの胃の粘膜を労わりたいという気持ちがつまった「ムコスタ」の名前、ふーちょは忘れません。